九段下健診センター

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栞が会いに遊び来ている。二人してお風呂に入る。 土曜日に体育祭があるかららしい。手を合わせ大きさをくらべると自分の方が少し大きい。大きな手だねと言う。しっかり物だから自分より早く身支度して8:15分に実家を出る。ポカホンタスみたいな女が氷の中に昆布を入れる。作業場の人は迷惑している。氷を叩き割って使えるようにする。不思議と水は冷たくない。次の日起きると8時37分。どうして起こしてくれないのか父に言うとオカルト板のコピペの話を始める。転●禁止 窓から学校を見ると誰もいないただの畑が広がっている。小川が中央を流れる。これは夢の中だと気付く


雪が積もっている誰かの後を歩く足跡を残して進む


4人が部屋にいる。二人はどこかへ行った。俺たちはこたつに入る。自分が目を閉じていると隣に先輩が入ってきて俺を枕代わりにする。俺は目を開けて先輩と話す。「潰される悪夢を見るかも」結んだ髪が見える。先輩と話す。政府の情報統制について。ここは北京。こたつのコードが俺を磔にする


遠くのコンビニに行く。力士がオーナーでローソンの制服を着ている。おつとめ品コーナーが異様に見づらい。レジが混んでいる。タクシーで途中まで帰る。150度くらいあるカーブ。財布の中の500円玉を探すのに手間取る。たらこスパゲッティが溢れる。砂州の堆積した狭い道を歩く。昭和のシンプルな自転車。コンクリートの階段と土台。迫り出す屋根が下を歩けない程に低い。


髭はそったほうがいいなと言われる


上司にタバコを買ってこいと言われる。わかば 


奈落に落ちる夢。窓につかまろうとしてだめだった。


ポニーテールの黒人男が看板を建てている。周りに日本人らしき二人がいる。印刷の日本語が「ただしたし」「ただしい」という意味だと思う。


実家近くの畑で爆弾が爆発する。自分の家が燃えているので急いで大事なものを取りに戻ろうとする。その後空から畑を眺めている。地元だと思うけどこんなに畑や森は広がっていないはず


津波が襲ってくる。一日に3回もあると慣れてしまって三回目が一番大きくて逃げられず後悔する。


ロシアと領土の交渉が行われる。安い果物を仕入れて日本で売る商売を始めようとする。


薬を梱包する。シート状の錠剤をまとめていく。数が合わない。
恐竜が戦っている、臆病で亀のようなやつとアルマジロみたいなやつ。二匹は坂で転がってアルマジロの子供たちは怪我をする。血が出て横たわっている。引率する先生たちが痛そうだね可哀想だねと園児たちを諭している。
私は年老いて先生をしている。今朝は寝坊してしまった。庭のアスパラガスがすっかり大きくなって食べ頃を過ぎている。ソフトボールをしている美少年が学校から帰るとき私と出会う。大会へ行ける事を伝えると嬉しそうに母に報告すると言う。私は学校へ向かう。

 

 

 

 

 

1

アビーが8歳のとき、私の母であり彼女の祖母が亡くなった。私はこれまで10年続けた会計士を辞めて、フリーのデザイナーになった。元々絵を描くのが好きでこれまでも副業として依頼は受けていたから、専業に切り替えたというだけ。退職の際には、ささやかなパーティも開かれて私の第2のキャリアのはじまりを同僚らは祝福してくれた。花束を抱えて家に帰るとアビーが出迎えてくれる。私は、彼女の細くてカールした金髪の下に隠れた額にキスをして、これからの話をする。
「アビーが私を出迎えてくれるのは今日まで。これからはあなたが学校から帰ってくるのを私が出迎えるのよ」あなたはよく理解してない顔だったけれど、ぎゅっと抱きしめると、
「一緒に居られる時間が増えるの?」と聞く。私は膝をついて目線を合わせ「そうよ」と答える。

それからは私が彼女の帰りを待つ日々が始まった。帰宅したらフレンチトーストを振る舞おうと準備を整えた状態で私はダイニングでラップトップに真剣な顔で向かい合って仕事の続きをするの。少しするとあなたが帰ってきて、私は急いでフライパンにバターを溶かして卵液に漬けたバゲットを焼いていく。あなたは愉快に歌を口ずさみながら、友達の家に行く準備をし始める。そうしてるうちに甘い香りが立ち昇って、待ちきれなくなったあなたはお皿の準備を手伝ってくれる。

 

13歳になったあなたはこれからの事に向きあう時期がやって来る。私たちの時代とは違って職業に迷う人は少なくなってきた。それは良いこととも悪いこととも私には言えなかった。けれど迷わなくて済むのを歓迎する人たちも多かった。前世紀は職を転々として安定した収入を得るのも苦労したと聞くから、APAに仕事を決めてもらえるのは常に波乱の人生を好む人じゃなければ何の不快もないはず。それに辞めたければ辞めたって良い。選択肢を与えられることと自由は矛盾しないはずだもの。

 

「アビーは私に似て数学が得意なはずだからなんにでもなれると思うわよ」
私がそう言うとアビーは
「でもAPAは料理人が向いてるって。わたし料理人になりたいわ。料理するのだって好きよ」
「あなたはまだ13歳になったばかり、無限の可能性があるのよ。本当に自分のやりたいことをじっくり考えるべきだわ、それは学校で色々学んでからでも遅くない」
「わたしのことはわたしが決めるわ」
あなたは立ち上がり、不機嫌そうに自分の部屋に戻ってしまう。私はカウチに座ってもたれかかり、あの人が出て行った時のことを思い出す。

 

アビーが2歳の誕生日を迎える直前、父親である彼は消防士の仕事を辞めて、単身オーストラリアに行ってしまった。それもAPAのせい。彼の出自と遺伝子情報から得た最も適した職業は「羊飼い」だった。確かに彼の父方にはそういった仕事をしている人が居たそうだけれど、だからといって家族を置いてまでその仕事を選ぶとは思ってもみなかった。私が彼にAPAを勧めたのは単なる好奇心と善意からだったのに。

 

彼が出て行ってからというと私はAPAについてより理解しようと努めた。ソリッドムーン社の開発で遺伝子情報、出自、パーソナリティー診断なんかから最も適した職業を提案してくれる。とりわけ重要視されるのは遺伝子情報。体に刻まれたDNAから先祖代々生業としてきたものを教えてくれる。問題点は、急速な社会の発展で職業の選択肢が増えすぎてしまっていたのに対応できなかった、ということ。APAの教えてくれる職業はもちろん個々人の趣味や興味を考慮してはくれるけど、世界にはそう好奇心旺盛で何かに打ち込むのが好きな人ばかりじゃなかった。そもそも、最初にAPAが対象として考えていたのはそういった優柔不断な人たちだったのかもしれない。少なくない数のAPAの提案は、起伏の乏しいパーソナリティー診断結果よりも、遺伝子情報に頼ってしまった。つまり、先祖が生業として何千年も続けてきた狩人や農民、漁民といった職を求める人が現代で急増したということ。

 

これは明らかに問題があるように見えたし、実際複数のメディアが指摘していた。けれど改善の余地があると分かってからも、どうしてか改善の兆候は見えてこなかった。私が思うに、多分政府と何らかの利害関係があってそれらが絡んでいたんじゃないかって。もちろん表面上は関与していた事実を隠してたんだろうけど。ただ、これはあくまでも私の推論。

 

APAの提案した職業に就く事が権利として主張され始めたのはそれから数年経ってのこと。権利を享受できたのはアッパークラスだけでなく中流階級でも望めばそれら最古の職に就くことが出来た。これは政府からある程度の助成金がもたらされることで可能になった。権利としての職業と考えればこれは良いことかもしれないけれど、私にはこれが格差を増長させる危険性があることに気が付いていた。蔑まれる職に就いている両親から生まれた子供は貧困から逆に職業の選択肢を狭めかねないと考えられた。補助金目当てで提案された職に就くしかない状況がうまれるかもしれなかった。しかしそれらによって被害を被るのは主に貧困層であって、権利の拡大を求める声の大きなマジョリティには残念ながら届かなかった。

 

2

 

私の同業者にもAPAの診断によってデザイナーに就く事を選んだ人が何人かいた。彼らはこの仕事に魅了されているように見えたし、誇らしげに働いているようだった。強制ではなく提案というかたちで示されることは最終的な判断が自分に委ねられているから、これが自分の選択だと自己暗示のようにその仕事に対してプライドを持つことができているようだった。
その中の一人マーシャという女性とはフリーのデザイナーが多く集まるフォーラムから派生したコミュニティサーバーでのやり取りを通じて知り合い、仲良くなった。ある夜時、私は彼女と通話をしつつ仕事に取り組んでいると、彼女が話し始めた。
「ねぇ私この仕事について本当に良かったと感謝しているわ。もしそうじゃなかったら私は育ててくれたグランパの最期にも立ち会えなかったはずだから。ボストン行きの高速バスの車内で結果が通知されたの。17のときよ。運命だと思ったわ。これが私の生きる道、そう思って突き進んだ結果。この現状は充足していると心から思えるわ」


保守的なメディアは統計的な裏付けとして、APAの提案を受け入れた人の幸福度がそうでない人に比べて有意に高いとのデータも報告された事を伝えた。私自身、一種のプロパガンダに思えてこの研究にさほどの学術的価値は無いと考えていたけれど、いつの間にかAPAは社会に受容され、欠かせないものになりつつあるようだった。時代背景と言えば説明できるのだろうか。急速に広まったこの権利というものは学校教育に組み込まれるまでに敷衍されていた。私の中で迎合する人たちに対して些かの恐怖感だとか盲目的だというような感情を抱いているのは事実だったが、表立って批判する事で被る不利益が考えられないほど愚かではなかった。


15歳になったアビーは絶えず私に反発するようになった。これまでびっくりするくらいにいい子だったから私は狼狽して、でも彼女のちょっと遅い反抗期に安堵と一抹の不安を覚えるの。彼女の成長を身体だけでなく、精神でも感じられる。アビーは大事な家族であると同時に私の分身ではなくて、一人の少女、血の繋がった他人だって思い出させてくれる。だって私はこんな反抗なんて、しなかったもの。彼女を育てたのは私だけじゃない。きっと社会と接する中で成長していったの。子供は勝手に育つって誰かの言葉だけど、そのとおりかも、とそんな風に感じて私は目を閉じてあなたとの思い出を瞼に映し出す。
多感な時期のあなたはまるで水面のようで、私の手のひらで触れても、波紋は波打って静まってはくれない。見ていることしか出来ないもどかしさとその輝かしさにどこか刹那を感じて、私の心は締め付けられる。

 

夏が終わりを告げて落葉の始まる頃、国際郵便で手紙が届いた。便箋の差出人には夫の名が書かれていた。手紙には、大草原と牧羊犬それに、にこやかな彼が写った写真が同封されていた。私は写真をコルクボードに張り付けて、アビーが歩み始めた道について考え始める。補助金と、それに少ないながらも共働きの給料からならば、アビーを進学させる程度の余裕はあった。けれども彼女はホテルのキッチンで働くことを選んだ。決意は固かった。私は名の知れた高級ホテルのコックコートの洗濯という日課が増えた。アビーの頑張りに応えるようにシミと汚れの増えたその服を洗うとき、自分には見せない働いている彼女の振る舞いを想像する。


19になったアビーは同じホテル働くボーイフレンドを紹介してくれた。我が家の感謝祭のパーティに是非と呼んだのだ。歳はアビーの2つ上で栗毛色の髪に灰色の瞳をした青年だった。私は自然と口角が上がるのを隠せているかちょっと心配になる。私がラザニアを取り分けてあげるとアビーは自分で出来る恥ずかしいから辞めてと釘を刺してくる。それからアビーは彼の仕事での失敗を囃し立てるようにユーモアを交えて話してくれる。けれども、その奥底には彼をたてる感情が大きく占めていて、その二人の関係がどれほどに強固かが読み取れるの。3人で囲む食卓に、不思議と私は夫といた時のことを思い出していた。そろそろお開きにしましょうと私が言う。アビーは彼を送って玄関ドアに立つと目配せして、私へ言わんとすることを察するよう視線を送る。私はささやかにOKサインを送って出て行く二人を見送る。それから戸外で二人が話に花を咲かせている様子を食器を片付けながら思い浮かべた。


アビーの22歳の誕生日は、私が二人の祝福を願う日になった。22での結婚は少し早いとも思うかもしれない。でもあの二人ならやっていける、私はそんな心持ちで、不安が無いと言うと嘘になるけれども、まず何よりも祝福を伝えたかった。彼女の振り向き様に、はにかむ姿は今まで見たどの瞬間よりも輝いていた。


3

 

夫の死は突然だった。領事館からの連絡を受けると私はオーストラリア行きの旅券を急いで手に入れた。冠状動脈の閉塞による狭心症が彼の死因だった。急なことでバタバタとすることは多かったけれども、遺体は空輸で運ばれることになって、遺品の整理には夫の友人であるデイヴィスから多くの助力を受けることができた。夫の住んでいた土地を訪れたのはそれが最初の事だった。20年もの長い期間訪れなかったのは奇妙かもしれない。しかし、私は変わらず彼のことを愛していたし、それは決して彼が妻子を置いて出て行ったことを責めたり、恨んでいたためではなかった。けれども彼の選んだ道に下手に関わるのを避けていた部分があった。彼の決断には彼なりの葛藤、もしくは抑圧からの解放を望む強い願望があったのかもしれない。おいそれとは他者が踏み入ることのできるものではなかったのだろうか。パートナーでありながら相談をしなかった。最も親しい仲だからこそ、言えなかった感情があったのだと私は振り返って考えていた。
デイヴィスの運転で降雨の多い人口密集地から内陸へ彼の住んでいた家を目指すことになった。彼は夫の良き友人であり隣の牧羊地を所有しているという。湿潤気候の森林を過ぎ、草原にまばらに木が生える内陸へと車を走らせていく。広い草原に牧羊地が広がっている。デイヴィスがもう少しで着くと言い出したあたりで嫌な予感を私は感じた。柵で囲われ小さく区切られた草原と、黎明の衛星都市のような幾つか集合した住宅が見えたのだ。
「ここが彼の住んでいた家だ」
予感は事実となった。夫の家は見るからに吶喊で建てられたの新興住宅地の一角にあった。ここから柵で囲われた小さな牧羊地に通っていたのだろう。私はほかの住人が夕暮れに合わせて帰宅するのを見ていた。デイヴィスとは別れ、家の中へと入っていくとそこは酒瓶が散乱し、集成材の柱は反り返って、床は傾き部屋中はほとんど荒れかけてていた。
そもそも遺品と呼べるようなものはとほとんど残っていなかった。酒瓶を片付け、ゴミをかき集める。彼はここで倒れ、辛うじて救急搬送されるも僻地である以上、病院に着くまでの時間で既に息絶えていたという。彼が思い描いた職業とはこれだったのだろうか。今となっては知ることは叶わない。
翌朝、彼の管理していた牧羊の区域まで出て此処での夫の日々を慮った。
「確かに、引き上げていく者も多かったし一々引き留めることはなかったよ。足ることを知るってやつかね」デイヴィスは乾いた笑いで言った。
夫は思い描いた理想との乖離を感じていたに違いない。彼は自分に起きた事態を受け入れてそのままに、胸に抱いて死んでいったのだろうか。

 

葬式は質素に執り行われた。4月の陽気に包まれた薄曇りの空だった。人の死というのは簡単には認識できないのだろう。自宅に戻り荷物を置いて、壁に掛けたポストカードのような草原を写した夫の写真を長いこと眺めていた。日が暮れて西日が差し込み、夜の帳が降りて、あたりを暗闇が包み込み、帰宅する車の音が盛んに聴こえ、私は縮こまって泣いていた。

 

悪いことはえてして連続するものかも知れない。アビーが亡くなったのはその翌年だった。仕事を休職していたアビーが倒れたと病院から電話を受けた。薬物のオーバードーズだった。ケシから精製されるオピオイド鎮痛薬の多量摂取によるものだろうと告げられた。私が初め彼女を見た時、彼女は昏睡し、顔は血の気が引いていた。生きているのが不思議な程に青ざめて、普段とかけ離れた姿に、ショックよりも信じられない、という感情がまさったのをよく覚えている。
3日後彼女は亡くなった。25歳だった。突然に全てを奪われた、そう思った。あいついで家族を失う悲しみをどこにぶつけるか。心を保てるほど強くなかった私は自暴自棄になった。速度違反で複数回捕まった。どうでも良かった。本当に心の底から全てがどうでも良かった。どうとでもなれと考えなしに散財して家を失った。この街を核ミサイルが一瞬で焦土に変えることを毎晩願った。
それでも死ぬことだけは出来なかった。それは自分自身の弱さであり、常に受け身で生きてきたせいで、どこかで身につけるべきだった克己心というものが私になかったからではないだろうか。そして、その弱さを認めなくてはいけないのが何より辛かった。

 

それから漸くして、精神的に落ち着いて来た頃、唐突な思いつきで、APAの有害性を告発するサイトを立ち上げて、同志を募った。家族を失った苦しみを憎しみへと昇華させていたのかもしれない。様々なウェブサービスで積極的に情報を発信し、懐疑派の論文を恣意的に切り取って、その有害性を公表することに熱意を傾けていた。当時は、新鮮な憎しみを忘れないためにあの草原の写真やアビーとの思い出の写真を毎日眺めてばかりいたのを覚えている。彼女の職業選択は本当に正しかったのか。もし、提案を受けていなければ、こんな結果にならなかったのではないかと。その時の私は盲目的になっていたと、今では俯瞰して見ることができる。
私の主張は世間からは一蹴された。好奇の目で見られたというのがより近いかもしれない。それからも活動は続けたが、政府主導のAPAの提案に基づいた職業訓練校の拡大やAPA自体の精度向上により、反対派の立場は弱まるばかりだった。仕事を引退する歳になる頃、私は敗北を受け入れた。それは私にとって大きな区切りであった。碁盤の目のように区切られたあの草原は拡大し続けるのだろう。私は社会における職業観というものは時代によって変化していくものであることに気が付いていなかったのだ。二十世紀から二十一世紀にかけて給与のための長時間労働が許容されていたが、現代においては望んだ職につくことこそが最も重要視されるようになった。その潮流に悪意など勿論ない。私が家族を失ったのは純粋なる不運であって、誰に責任を求めるものではない。
時に現実は、残酷を超えて害意があるとしか思えないような振る舞いをする。如何にして乗り越えるべきか、私は最晩年になって、答えにたどり着いた。それは美しさを内包しているかもしれない。遅すぎたかもしれない。だが、いずれにせよ、最善手ではあると考え至った。


4

私は目を開き、白内障で視力を失った左目から溢れる涙が深い皺に吸い込まれていくのを感じる。朝日の差し込む88回目の網膜回顧録。これが最後の再生になることは知っていた。そして、その日がやってきたことも。医師と弁護士を通じて、生涯の最期について取り決めを行った。数年かかったけれども、どうしても譲れなかった日程の調整もうまくいった。94年間の締めくくりに心は平安に満ち、澄みきっている。延命治療の恩恵であろう今日。
4月7日、夫の、そして娘の命日。

 

 

あまりに個人的な内容のものは除外しました。


自転車で旅行する帰り、スーパーで食料を買い込む。何故かゴボウを5本くらい買ってしまう。飲み物が重たい。雪のふる東京の街を進む。橋の下で休憩。ビニールシートや車で寝泊まりするホームレスの集団。地元に近付く。寄り道して坂を登り中学校の近くを散策する。春休みなので誰もいない。実家の前でダサいバイクに抜かれる。よく見ると叔父さんだ。畑を掘り返している途中。貝殻やサンゴ、人骨、アンモナイト色々でてくる。日本人風の顔立ちをした少女の像が出てくる。

またやり直そうかというline

威圧感を持って教室に入ってくる体育教師も教室から出ていくときは威圧感ないですね


ゲームの中にいる。ヘリが飛び兵士がいる。破壊工作を行いながら通路の奥に行くことを目指す。警告のアラームが鳴り響くなか死にかけで這ってあと少しでたどり着くとボーダーに触れた瞬間に転移されて死んだはずの自分がいる。そこは通路の先だった。次のステージの間に閉じ込められてしまったのかもしれない。


知らないキッチンで調理を行う。言語が違うのでコミュニケーションは難しい。ジェスチャーを交えて行う。サーモンを先に仕上げなくてはいけなかったらしい。紙皿のまかないを急いで食べてみんなで皿を積み上げている。自分たちは7,8階でジェシカは6階で先生と呼ばれている。ジェシカが自分が頑張って日本語で話しかけているのにいつも彼女といて恋人を定めないでいるのは最低だと俺を罵る。校庭に集合する。ルールが変わったらしい。全学年が集まる。


英会話の先生?が部屋にやって来る。白人の若い女性。すぐ帰るけど歩きながらビデオ通話で話す。踏切で待っている。回線が悪くて聞き取りづらい。沖縄の文化について話したり自分の専攻の話をした。宴会の会場?に着いたので通話を終わりにする。

 

 

祭りの日、朝起きると塚田と鈴木がいる。親が部屋の掃除を邪魔する。lineで杏奈の入っているグループから津村が中野いる?と送っている。恋人からのおはようというのも来てる。昨日は徹夜してた。

城攻めにイノシシや熊がいる。自分たちは守る側。終わって水着から着替える橋の下で普通に私服に。ものすごい人の密度。並木とかの着替えるスピードが早い。


床上浸水している。水位が階段の2段目までだったのにすぐに4,5段目になってる。外を見ると濁流。鉄砲水のように急に勢いをまして3人位茶色の水に飲み込まれる。走って逃げる。水の方向と平行に逃げている人々にこっちに逃げろと身振りで方向を指示する。急いで足の悪いじいちゃんの家に向かう


トノサマガエルを調理して内蔵を食べる授業。みんなは小さ過ぎず大き過ぎないサイズを田んぼで捕まえる。原島が授業に遅れたので捕まえられなかった。彼に与えられたのは杭に引っかかって潰れ動くことができないまま巨大化した1kgくらいある奇形のカエルだった。一人残って不味そうに食べていた。皿の上には一際立派な肋骨と黒い内臓の破片が乗っている。

 

青い蛇を捕まえる。1m以上ある。駐車場の排水が追いつかず未舗装部分が水浸しになっている。土砂を積んで捨てに行く。下ろしたあとに場所が違っていると父に難癖をつけられる。たしかに2回左折したと言う。


自分の知り合いに殺人を起こした人間を二人知っていると言う。どちらも普通の人間できっかけがあるかないか、偶然でしかないと皆に説明する。


タクシーの運転手をしている。金髪、スキンヘッド、長めの黒髪の三人が乗る。助手席の金髪が警察をおちょくる。ハンドルをミスって水路に車が落ちる。男たちと行動を共にする。すべての荷物を捨てる。外貨に替えた6億が燃えている。ピンクや緑の札束。迷路に迷い込む。警察がどこにいるのか分からない。道が図書館の書架のように枝分かれして広がっている。

 

 

 

 

2回同じ夢
明朝、海の中に潜る。倉庫の中に入ると光がなくなり暗さで体が動かなくなる。這いずり外へ出る。夜明け前、紺色の空気。車が2台やってくる。ライトに照らされる。


悪夢
寺の隣にYouTuberが住んでいる。いい家で日本庭園がある。遠い親戚の葬式を行う。彼は病気で若くして寝たきりだった。伝統を繋いでいかなくてはいけないと知り合いの店で誰かが力説している。沢山の人が集まっている。モロヘイヤのスープを飲む。それから出かける。バスに乗って旅館に荷物をおいて夜の河原に集まる。焚き火を囲む。母と妹がいた。ひたすら奇妙で不快な音楽が流れている。自分以外はみな帰ってしまう。急がないと。非常にまずい。山の向こうで花火が上がっている。緑の打ち上げ花火。必死で荷物を持って旅館に戻りバッグに荷物を詰め込む。

 

trail of dustに乗せて陰謀論が語られる


旅行中、田園風景(多分九州) バスから降りて雨のなか歩くヒッチハイクする。ヒッピー風の男が話しかけてくる。自分も何も持っていないと伝える。バイクのおっさんが折りたたみの傘をくれる。そのおっさんが警官?自衛官?と揉めている。銃をトラックに向けて撃っている。制止しようとする警官。なぜ銃を持っているのか訊くと、おまえ何のニュースも見てないのか?と言われる。相変わらずトラックに攻撃している。さっきのヒッピーの男が仕事があるのか?仕事をくれと警官に詰め寄っている。


親からネグレクトを受ける。○○商店(もう潰れた)の駐車場のペットボトルを集めていると祭りの準備で来た人たちに助けられる。下肢の切断された女の子に燃料用アルコールをかけて火を付ける。ドロドロに太腿の肉が溶けている。融けて癒着したプラスチックの義足の部品?を剥がす必要があると誰かが言っている。さっきまで泣いてたのに説明してると普通に泣き止んでいるので滑稽だと思う。

 

 

 

 

実家から原付で2つ隣の駅に行く、新幹線が止まらないはずの駅に来ている、河原に停めて歩いて坂を登る。苔むした石垣。欅の木が生えている。彼女にこの景色を見せてあげたいと思う。途中公園でエヴァのアスカに罵倒される。誰かに灰色のニットを着た女の子の写真を見させられる。住宅街を歩いて近くの高校の前を通る。歩きタバコをしていると前にいた薄井に話しかけられる。そのまま高校に入る。何故か皆踊っている。


海鳥のフンに含まれる成分が雪を溶かして雪崩を起こす。屋根の雪上を家でかっている猫が歩いている

持ち回りでそれぞれが学習した言語を解読していく。栞が発音が分からないと言う。変わった子音、IPAの表記がほしい。距離が近い。紙飛行機を飛ばして旋回するがうまく行かない、自分でもそうしてたと栞がいう。


旅館でゲームをする。操作をテレビのリモコンでする。茅野と歩く。旅をしている。いつも泊まるとこで安い鮒ずしを毎日食べていると話す。新しい宿に3人で泊まる。一人はよく見ると古い知り合いだった。


2回同じ夢を見た。
起きると夕方になっている。すぐ近くのバッグの中にバラバラになった死体と拳銃が入っている。死体の入ったビニール袋を開けて確認する。急いで拳銃を布袋に入れ死体をホテルの部屋内で隠す。すぐに警察が訪ねてくる。18時。二人組。愛想良く対応して部屋に上げる。女であることを生かして色目を使っていく。咄嗟に嘘を重ねる。精巧な嘘を平然として語る